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「オフィスにクッキーを置くのは、不合理だ」戦略コンサルタントなら、どう説得するか?|戦略コンサルティング・ファームの面接攻略法|ダイヤモンド・オンライン

 インタビュアーは志望者のどこを見ているのか。それを理解するために覚えておくべき重要な概念は、「高いプロセス能力」である。


 ケース・インタビューに当てはめれば、これは問題解決プロセスを“常に安定して”うまく踏めることを意味する。つまり、毎回同じように、物事をうまくこなせる能力だ。


 ケース・インタビューでは、(1)問題解決のために体系立った分析プロセスを踏める能力と、(2)そのプロセスを経て最終的に正しい結論にたどり着ける能力の2点が主な評価対象となる。この2つを比べると、(1)の能力のほうが重要である。


 インタビューの制限時間内に正しい結論を得ることよりも、常に安定して正しいプロセスを踏めることのほうが、はるかに重要なのだ。


 インタビュアーが高く評価するのは、正しい結論を得ても途中のプロセスが行き当たりばったりで不適切な志望者ではなく、結論は間違っていても途中のプロセスが適切な志望者である。前者に対しては、インタビュアーは単に運がよかっただけだと考える。


 戦略コンサルティング・ファームの面接は内定が決まるまでに何回も行われるので、たまたま運がよい人がケース・インタビューを1、2回通過することは起こりうるが、それが5回、8回ともなると、運だけで合格するのはきわめて難しくなる。


 適切な問題解決のプロセスを安定的に用いることさえできれば、あとは正しい結論へたどり着くまでにどれだけ時間がかかるかの問題だけになる。後に志望者の上司になるかもしれないインタビュアーは、たとえ面接の短い時間内では正しい結論を得られなかったにせよ、時間さえ与えれば正しい結論を導き出せると思える人材を望む。


 プロジェクト・マネジャーは、時間は多少かかっても安定して正しいプロセスを踏むコンサルタントは許容できるが、仕事は速くてもプロセスの質にムラがあるコンサルタントは許容できない。


 前者のタイプをより短時間で効率的に仕事がこなせるように指導するのは容易だが、後者のタイプをより安定的に質の高い仕事をするように改善するのは難しいからである。

線形的かつ論理的で、事実に基づいた合理的な推定

具体的な数字を使って期待される効果(影響)を示して

他の人が彼の思考の道筋をたどれるような説明

事象の細かい分析をもとにして、クライアントのCEOなどが求めるような、高い次元での経営的な示唆を導き出す

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