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開通したのはアルプス山脈を縦断する全長57.1キロのゴッタルドベーストンネルで、これまで世界最長だった本州と北海道を結ぶ青函トンネルを3.2キロ上回ります。


1日、開通を記念してスイス南部の町で式典が開かれ、ドイツのメルケル首相やフランスのオランド大統領などヨーロッパの6か国の首脳も駆けつけ、開通を祝いました。


トンネルの総工費は日本円で1兆3000億円を超え、完成までに17年を費やし、岩盤からしみ出る水や高い気圧、それに気温が45度にも達する過酷な状況に対応しながら完成にこぎつけました。


トンネルの開通によって、移動にかかる時間がアルプス山脈をう回するこれまでのルートより30分以上短縮できるほか、貨物列車による物流が大幅に伸びると見込まれ、トラックなどの車両の削減につながり大気汚染の緩和なども期待されています。式典に参加した女性は「スイスに世界最長のトンネルができたことを誇りに思います」と話していました。


ゴッタルドベーストンネルは今後、試験運転などを経て、ことし12月に一般の利用が開始され、来年末にはドイツ、スイス、イタリアの3か国を縦断する列車の運行も始まる予定です。