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任期満了に伴う沖縄県議会議員選挙は、48の議席を巡って、5日、無投票の選挙区を除いて投票が行われました。
各党の獲得議席は、無投票での当選を含めると、▽自民党は選挙前から1議席増やして14議席、▽公明党は選挙前と同じ4議席、▽共産党は選挙前から1議席増やして6議席、▽おおさか維新の会は選挙前と同じ2議席、▽社民党は選挙前から1議席増やして6議席、▽地域政党沖縄社会大衆党は選挙前から1議席増やして3議席、▽諸派が3議席、▽無所属が10議席でした。▽民進党は選挙前と変わらず、議席を獲得できませんでした。
その結果、翁長知事を支える共産党社民党などの県政与党が27議席を獲得し、県議会の過半数を維持しました。
今回の選挙は、アメリカ軍関係者の男が女性の遺体を遺棄した疑いで逮捕された事件を受けて、アメリカ軍の専用施設が集中する沖縄の現状をどう改善していくかが最大の争点となりました。
県政野党の自民党は、公明党やおおさか維新の会などと共に与党を過半数割れに追い込みたいとしていましたが、翁長知事を支える県政与党が選挙前からさらに3議席増やし、県議会の過半数を維持する結果となりました。
翁長知事は記者団に対し、「選挙結果は、普天間基地の移設を阻止する私の公約が一定程度、県民から理解をいただいたものだと思っており、大勝利だ。アメリカ軍関係者による事件が起きたなかでの勝利は、保革を乗り越えて名護市辺野古に基地をつくらせないという県民の思いであり、今後もしっかりと取り組んでいきたい」と述べ、引き続き政府に計画の断念を求めていく考えを示しました。
今回の沖縄県議会議員選挙の投票率は、過去最低だった前回・4年前を0.82ポイント上回り、53.31%でした。