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陸上界の組織的なドーピングが明らかになったロシアで、捜査当局はロシア陸上競技連盟の元幹部らが職権を乱用し、陸上選手の国際大会への出場機会を奪ったなどとして、刑事事件として捜査を開始したと発表しました。


ロシアで重大事件を担当する捜査委員会は8日、陸上界で組織的なドーピングが明らかになったことを受け、ロシア陸上競技連盟の元幹部らに対し、刑事事件として捜査を開始したと発表しました。



発表によりますと、2013年までの4年間、ロシア陸連の指導部にいた元幹部らが職権を乱用し、ロシア代表の陸上選手の国際大会への出場機会を奪ったなどとしています。そのうえで、元幹部らがドーピング違反を容認していたとするフランス司法当局の情報を基に捜査を開始したことを明らかにしました。


ドーピング問題を受け、国際陸上競技連盟は去年11月、ロシア陸連の資格停止処分を決定し、ロシアの陸上選手は国際大会に出場できない状態が続いていて、8月のリオデジャネイロオリンピックへの出場も危ぶまれています。


国際陸連は来週17日、理事会を開いて、ロシア陸連の資格停止処分を解除するかどうか決定する見通しで、ロシアにはこれを前にドーピング違反に対し、厳しい姿勢をアピールするねらいもあるものとみられます。

ロシアのスポーツ相 ドーピング違反もみ消し疑惑 独TVが報道 | NHKニュース

ドイツの公共放送ARDは8日、ロシアの組織的なドーピングを巡る調査報道の番組を放送しました。


この中で、サッカーのロシア1部リーグのチームに所属する選手が2年前、ドーピング検査で陽性反応を示したにもかかわらず、ロシアのムトコ・スポーツ相がもみ消した疑いがあると伝えています。


ARDがロシアのスポーツ省とドーピング検査機関との電子メールを入手し、内容を分析したところ、ムトコ氏と名前の頭文字の一致する人物が選手に対して、これ以上検査などを行わずに出場停止処分にもしないよう指示を出していたことが確認されたとしています。


また、番組では、ムトコ氏に近い人物が国際陸上競技連盟に賄賂を渡してロシアの選手のドーピング違反が表面化しないよう働きかけたことを示すとする文書も紹介されました。


ロシアでは2018年にはサッカーのワールドカップが開かれる予定で、陸上界の組織的なドーピングが明らかになったロシアに新たな波紋が広がっています。

ロシアのムトコ・スポーツ相は、ドイツの公共放送ARDの番組の放送について、国際陸上競技連盟の理事会が来週開かれ、ロシア陸連の資格停止処分を解除するかどうかの決定が控えているとしたうえで、「番組のねらいは国際陸連の決定に影響を与えることだ」と述べました。


ドーピング問題を受け、国際陸連がロシア陸連に資格停止処分を科したことで、ロシア代表の陸上選手は8月のリオデジャネイロオリンピックへの出場が危ぶまれており、ロシアでは国際陸連の理事会の決定に関心が高まっています。