コンサルタントが要点を「3つ」にまとめる理由|超・箇条書き|ダイヤモンド・オンライン
箇条書きの機能を理解すると、「箇条書きを使うのが向く状況」と「そうではない状況」がわかるようになる。
箇条書きが向くのは、相手に情報処理の手間をかけさせたくないときだ。相手が忙しい場合などがそれにあたる。例えば、目上の人への報告などはその典型だ。
また、相手がこちらに対してあまり関心をもっていないときにも効果がある。例えば、売り込みのプレゼンテーションなどがそれにあたる。
逆に、箇条書きが向かないときもある。
相手が情報処理の負担をいとわない場合は、箇条書きよりもベタ書きのほうがよい。例えば、相手が勉強家で、時間もあり、熱心に読んだり聞いたりしてくれるときには、情報量の多いベタ書きのほうが相手に伝わる。学校の教科書や、知識やスキルを学ぶための専門書や技術書などがそれにあたる。
また、学んで実行に移そうとしてくれる相手には、敢えて箇条書きにまとめず、じっくり時間をかけて説明することもある。
箇条書きとベタ書きは、決して対立するものではない。場面や相手に応じて、使い分けるものなのだ。