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中国の習近平国家主席とロシアのプーチン大統領は、25日夜、北京で会談したあと、そろって記者会見に臨みました。
この中で、習主席は、「国際情勢が複雑に変化すればするほど、われわれは一層協力を深め、両国のパートナーシップ関係の強化を進める」と述べました。これは、イギリスが国民投票でEU=ヨーロッパ連合からの離脱を選択したことを踏まえた発言とみられ、各国に動揺が広がるなか、両国の強固な関係を印象づけたいねらいもあるものとみられます。
一方、プーチン大統領は、記者会見で、南シナ海の問題についても会談で意見を交わしたことを明らかにしました。
また、習主席は、「私とプーチン大統領は、当事国の同意を得ずに、一方的な行動を取ることに反対することで一致した」と述べました。
南シナ海を巡っては、ほぼ全域の管轄権を主張する中国に対し、フィリピンが国際法上認められないなどとして国際的な仲裁裁判を申し立てています。
習主席の発言は、当事国どうしの直接の話し合いで解決すべきだという中国の立場にロシアも理解を示していると強調するねらいがあるものとみられます。