できる人ほどハマりがち!「結論から伝える」の落とし穴|超・箇条書き|ダイヤモンド・オンライン
相手がまだ背景や原因をわかっていないことに、いきなり結論を伝えるべきではない。
相手はそれがなぜ提案されているのかや、根拠がわからず、相手の情報処理が止まってしまう。そんな箇条書きは本末転倒だ。
相手は結論よりも先にその背景や経緯を知りたいことがある。つまり、相手が最初に求めている答えとは、必ずしも結論とは限らないのだ。
コンサルタントでも熟練した人間であれば、プロジェクトの中間報告など、まだ相手が背景や経緯を必ずしも理解していないときには、その背景や経緯から話す。
結論はその次、ときには最後にもってくることもある。
このように、“常にアンサーファーストにするべき”というのはステレオタイプだ。最初に何を伝えるかは、相手や自分の置かれているコンテキスト次第だ。
一義的な成功パターンを求めると、書き手本位の箇条書きになり、伝わらない。箇条書きは相手に伝えるためにつくるのだから、それでは本末転倒なのだ。