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リスク・マネジメントを行うためには、まずもって予断を持つことなく、過去に起きた出来事の全てをありのまま知らなければならない。それと同時に今現在起きていることについても網羅的かつ効果的にリアルタイムで知らなければならないのである。その上で心の余裕を絶えず持ちつつ、未来を自由に想起するのである。

件の「競合」で我がスタッフに対応して下さった若き血気盛んなコンサルタント氏が、何故に「貴研究所の行っている産業人財育成の効果が見えない」と口に出してしまうのかといえば、これらコンサルタント氏はそうしたリスク・マネジメントを通じた環境分析の“後”に打つべき打ち手としての「フレームワーク」を丸暗記し、それを企業クライアントの個別具体的な状況に当てはめることを生業としているからだ。そのため、そこでは「すぐに成果=売り上げがあがること」が目標とされる。事実、それはそれできっと数字は上がってきているのであろう。


だが、残念ながらこれらコンサルタント氏らには見えていないことがあるのだ。それは「川下でいかに精巧な簗(やな)を構築し、待ち構えていたとしても、水源において水が枯渇し、あるいは上流において大雨となって濁流があふれてしまっては、一匹たりとも魚は獲れない」ということである。

つい最近、「経営コンサルタント」を名乗る虚妄の人士が世間を大いに騒がせたことがあった。同人にも無論、大いなる非があるわけだが、同時に「さわやかな見てくれ」や「その人がちょっと口にする耳障りの良いカタカナ単語」だけで“経営コンサルタント”を名乗らせ、まんまと騙されてしまった世間様の方にこそ大問題があるのではないか。私からすればリスク・マネジメントとは要するに民度の問題である。リーダーシップの問題である。しかしそうした本質論を知らず、また学ぶ気もないからこそ、似非ばかりが横行してしまう笑止な状態が続いてきたのだ。

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