イギリスの決断から日本が学ぶべきこと : 山口真由オフィシャルブログ
EU残留派とEU離脱派の構図は、若者 v. 高齢者、都市 v. 田舎、イングランド v. スコットランドという構図のほかに、移民に対する反対と、エリートに対する反感も大きな影響を及ぼしたのである。
レモネードを飲みながら、国家と市場について考えたこと : 山口真由オフィシャルブログ
暑い日の昼下がり、通りをブラブラ歩いていると、「レモネード、いかがですか?」という可愛らしい声が聞こえた。
そう、よくアメリカのドラマであるじゃないですか、幼い子供が家の前でレモネードを売ってるやつ。あのシーンをアメリカに来てはじめて目の当たりにしたのである。
1杯50セント。
小さいうちから、レモネードを売ってみる、お客さんと接してみる、対価をもらってみる、そういう訓練をして、お金についての考え方や稼ぐということの意義を学ばせる
さて、ハーバードで師事した教授の一人が、「家庭(Family)」「市場(Market)」「国家(State)」という区分けから、いろいろなことを分析している。
家庭の中だけで抱えきれない問題があった時に、「市場」に何かできるか?「国家」に何ができるか?この課題が、この視点を通すと非常に分かりやすくなる。
アメリカという国は、政府というか少数エリートに対する不信が、骨の髄までしみ込んでいる国だと、私はつくづく思うのである。
で、私は、結局、日本ももう少し「国家」から「市場」にバランスをシフトしていくべきだと思うのである。