■

モンゴルでは、先月行われた議会選挙で７６の議席のうち、人民党が８割以上にあたる６５議席を獲得して政権交代が実現し、８日開かれた議会で人民党のエルデネバト氏が新しい首相に選ばれました。エルデネバト氏は、モンゴル北部のセレンゲ県出身で、地元政府の財務部門や知事を歴任したあと、前回の議会選挙で初当選し、おととしには４０歳の若さで財務相に就任するなど、若手政治家の中で注目されてきました。
モンゴルでは、隣国・中国の景気減速の影響で経済が低迷していて、今回の選挙では景気対策や財政の立て直しが大きな争点となりました。人民党は、財政立て直しのため、ＩＭＦ＝国際通貨基金の支援を受け入れ、財政緊縮策を採ると主張していて、エルデネバト氏は、経済や財政問題への手腕が早速問われることになります。