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米6月雇用+28.7万人、10月以来の大幅増 賃金さえずFRBは慎重継続か | ロイター

労働省が発表した6月の米雇用統計は、非農業部門雇用者数が28万7000人増加し、昨年10月以来の大幅増となった。製造業が全体を押し上げ、伸びは市場予想の17万5000人増を大きく上回った。一方、賃金の伸びは低いことから、米連邦準備理事会(FRB)は慎重な姿勢を崩さない可能性がある。


5月分は当初発表の3万8000人増から1万1000人増に下方修正された。今年前半の雇用者数の伸びは月平均で17万1500人。昨年10−12月期の28万2000人から鈍化しているが、エコノミストらは、2007−09年の景気後退(リセッション)から回復が進み、労働市場完全雇用に近づいていることを踏まえ、妥当な動きとしている。


失業率4.9%と、0.2%ポイント上昇した。だがこれは労働人口の増加によるもので、雇用市場への信頼感を示唆している。市場予想は4.8%。


ただ賃金は前月比0.02ドル(0.1%)増にとどまり、鈍い伸びにとどまった。前年比の伸びは2.6%で、前月の2.5%から加速した。

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