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英保守党 メイ内相が党首に 首相就任へ | NHKニュース

先月行われたイギリスの国民投票の結果を受け辞意を表明したキャメロン首相の後任を選ぶ、与党・保守党の党首選挙は、これまでの下院議員による投票で、テリーザ・メイ内相とアンドレア・レッドサムエネルギー担当相の2人に候補者が絞り込まれていました。
このうちレッドサム担当相は11日、「強く安定した政府を率いるのに十分な支持が得られるとは思えない」と述べて、党首選挙から撤退すると発表しました。
レッドサム担当相は有力紙のインタビューに「母であることが、この国の未来に真の責任を負う」などと答え、メイ内相をはじめ、子どものいない人たちへの配慮が欠けると批判を受けていました。
レッドサム担当相の撤退を受け、党首選挙を管理する保守党の委員会は、選挙のやり直しは行わないとしたうえで、「委員会と保守党の幹事会で、メイ氏が保守党の党首であることを公式に承認することになる」としました。
党の委員会は11日中に承認の手続きを行うとしており、メイ内相が党首に選ばれ、首相に就任する見通しとなりました。

イギリスの与党・保守党の新しい党首に選ばれ、次の首相に就任する見通しになったテリーザ・メイ内相は59歳。イギリスの中央銀行に当たるイングランド銀行での勤務などを経て、1997年に下院議員に初当選しました。保守党で初めての女性幹事長に就任するなど党内の要職を歴任し、2010年からはキャメロン政権で6年にわたり内相を務め、テロ対策や移民問題などに取り組んできました。
クールで敏腕というイメージから「氷の女王」と呼ばれる一方で有名ブランドのスーツや靴などを着こなすことから政界のファッションリーダーとしても知られています。
国民投票ではEU=ヨーロッパ連合への残留を支持しましたが、急増するEU加盟国からの移民の問題に懸念を示し、積極的な運動を控えてきたこともあって、離脱派、残留派の双方から幅広い支持を得ていて、今月7日に行われた党首選挙の2回目の投票では全体の60%余りの票を獲得しました。
離脱を巡るEUとの協議については、イギリスにとってよりよい条件を検討する時間が必要だとして、交渉の開始は年明け以降になるとしています。