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　本格的な夏の訪れを告げる福岡市・博多の伝統の祭り「博多祇園山笠」は15日早朝、男衆が山車の「舁き山」を担ぎ、街中を駆け抜ける「追い山」でクライマックスを迎えた。いつもはまだ静かな夜明けの街を威勢の良い「オイサ」の掛け声が響き渡った。

　追い山は、博多地区を七つに区分けしたグループの「流」の男衆が高さ4〜5メートル、重さ約1トンの「舁き山」を担いで街中を疾走。約5キロのコースのタイムを競う。

　午前4時59分、櫛田神社（博多区）前から今年の1番手「東流」の舁き山がスタート。神社の境内に入ると、男衆が「博多祝い唄」をうたい、博多の街へ駆けだした。