現行の大学入試対策の勉強というのは、基本はパターン認識と反復で何とかなる要素が多く、いっては何だけど「復習主義」で授業内で解法演習を繰り返すことで得点力は短期間で向上する。まぁドーピングのようなものというか、復習主義を繰り返しすぎると、成績は上がるが独学ができなくなる。
— 斉藤 淳 (@junsaito0529) 2016年7月16日
首都圏での教育を眺めていると、中学受験は「復習主義」の塾が予習主義の塾を駆逐してしまい、大学受験まで「復習主義」に取って代わられつつある。つまり、宿題を出して授業で検証するかたちの学びが、保護者にも生徒にも忌避されつつある。結果、大学入学後教科書が独力で読めない学生が大量発生。
— 斉藤 淳 (@junsaito0529) 2016年7月16日
リベラル・アーツの教え方は、内容というよりはプロセスへのこだわりでもある。自転車の補助輪を外して乗るプロセスに似ているかもしれない。集団で「独学」させ、成果を比較検証するための授業を行い口頭発表させ、成果を論文執筆により表現させる。
— 斉藤 淳 (@junsaito0529) 2016年7月16日
自転車に乗って、各自が好きな目的地に向かってペダルをこぎ出すか、競輪場の中でこぎ続けるか、の違いと言えば良いか。勉強法を自転車にたとえると、日本の中高生はクローズド・サーキットのこぎ方しか学んでいないようなもので、これって自転車の本来の乗り方だっけ?という違和感がある。
— 斉藤 淳 (@junsaito0529) 2016年7月16日
教育は自転車の補助輪の様なもので、補助輪を外して自転車をこぎ出すヒトを育てるのがその役割。補助輪への依存状態を創り出してしまうようでは、よくない。独学の習慣を培うことができていない段階で、日本の中等教育は破綻していると思うね。
— 斉藤 淳 (@junsaito0529) 2016年7月16日
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