ことし11月のアメリカ大統領選挙で、共和党の大統領候補として指名獲得を確実にしているトランプ氏は、16日、前日に副大統領候補として正式に発表したペンス・インディアナ州知事とともに初めて記者会見しました。
この中でトランプ氏は、ペンス氏を選んだ理由について、「1つは共和党の結束だ。自分はアウトサイダーで、多くの人が党の結束の必要性を主張した」と述べ、政策などを巡って溝が埋まっていない共和党主流派との調整役としてペンス氏を起用したことを明らかにしました。さらに、トランプ氏は、ペンス氏が州知事として地元の雇用を回復させたことなどを挙げて、経済政策の手腕と指導力も起用の大きな理由だと強調し、2人で党内をまとめ、8年ぶりに政権を奪還する決意を示しました。
また、ペンス氏も「われわれと行動をともにしてほしい。安全と繁栄のため、結束してアメリカを再び偉大な国にしよう」と訴えました。
ペンス氏は、下院議員を12年務め、党の主流派に幅広い人脈があることから、トランプ氏としては、正副大統領候補が指名される週明けからの党大会でも改めて党の結束を呼びかける構えです。
#米大統領選 #トランプ