3分でわかる読書術!本を「段階的」に読んで、効率的に知識を得る|ビジネススキル大全|ダイヤモンド・オンライン
M・J・アドラーらは「点検読書」というものを読書の第二レベルとして提唱しています。
ステップ1 表題や序文を見る
タイトルやサブタイトルからその本の目的や取り扱う範囲を見極めます。著者のものの見方なども把握できるとなおいいでしょう。そして、その本を分類して心のなかの書棚のどこに置くかを考えてみます。
ステップ2 目次を調べる
本の目次は映画でいうと予告編のようなものです。目次を見れば、その本がどのような構造になっていて、どのような内容が書かれてあるのかがある程度把握できます。
ステップ3 索引を調べる
索引のない本もありますが、ついているものは調べるようにしましょう。索引に出ている重要な言葉は、そのページを何ヵ所か開いて読んでみることです。
ステップ4 カバーに書いてあるうたい文句を読む
空虚な宣伝文句だとあなどってはいけません。その本の論点を正確に要約していることも珍しくないからです。
ステップ5 その本の議論のかなめと思われるいくつかの章をよく見る
先の4つのステップでその本の全体像が漠然と見えてきます。すると自分にとってどの章が重要なのかがわかってくるのです。その重要な章のはじめと終わりを読んでみてください。その章の要約が書いてあることが多いので、内容がひと目で入ってきます。
ステップ6 ところどころ拾い読みしてみる
2ページか3ページくらい拾い読みしてみます。本全体を俯瞰で眺めてみて、直観でいいので「あ、ここが重要かな」と思ったところに降りていって拾い読みするわけです。
M・J・アドラーらは、著書のなかで読書の第三レベルとして「分析読書」を勧めています。「本を分類しなさい」とか「著者の伝えたいことを読み解きなさい」とか「本を正しく批評しなさい」「著者に賛成するか反論するか」といった読書術を伝授してくれています。
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