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アメリ海兵隊の元隊員で、嘉手納基地で働いていた軍属のケネフ・シンザト被告(32)は、ことし4月、沖縄県うるま市の路上で20歳の会社員の女性に乱暴しようとしたうえ殺害したとして殺人などの罪に問われています。
被告側は「県民が予断を持っていて公平な裁判を受けられない」として、裁判員裁判の審理を那覇地方裁判所から東京地方裁判所に移すよう求めていました。
これについて最高裁判所第2小法廷の小貫芳信裁判長は「裁判員制度では公平性を確保できるように配慮された手続きで裁判員が選ばれるため適正な裁判が保障されている」として、3日までに申し立てを退ける決定を出しました。また千葉勝美裁判官は「沖縄県の特殊事情や県民のさまざまな思いがあったとしても、裁判員として公正な裁判の実現を目指すことは十分に信頼できる」という意見を述べました。
裁判員裁判の移転について最高裁が判断を示したのは初めてです。これによってシンザト被告の裁判は那覇地裁で開かれることになりました。