https://d1021.hatenadiary.com
http://d1021.hatenablog.com

ネパールの議会は3日、政治の混乱を受けて辞表を提出したオリ首相に代わる新しい首相に、ネパール共産党毛沢東主義派のトップのダハル氏を選出しました。
ダハル氏が率いる共産党毛沢東主義派は、1996年から王制打倒を掲げて武装闘争を開始し、政府軍との衝突では1万3000人以上が死亡しましたが、2006年に国王が実権を返上したため、政府と和平協定を結び、政治に参加しました。
国王が実権を返上した2年後に行われた議会選挙では、共産党毛沢東主義派が大躍進を果たし、ダハル氏は一時、首相を務めたことがあります。
今回は第3党の共産党毛沢東主義派が、第1党のネパール会議派と連立を組むことで合意し、ダハル氏が首相の座に就くことになったものです。
ネパールでは、およそ9000人が死亡した去年の大地震からの復興が大きな課題となっていて、政治の混乱によって復興の遅れが懸念されるなか、ダハル新首相が指導力を発揮していけるのか注目されます。