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填詞「観馬拉松(倣宴山亭)」: 玄齋の書庫(引っ越し先)

易與天地準、故能彌綸天地之道。仰以觀於天文、俯以察於地理。是故幽明之故。原始反終、故知死生之説。

天命之謂性。

「私は私の運命と使命を天(てん:天の主宰者である天帝(てんてい))より受けて、力をすっかり出し尽くすようにして民衆を養っているのです。人の生とは、性(せい:天より受けた生まれつきの優れた性質)であり、人の死とは、命(めい:天より受けた運命、性質)なのです。


(私は自分が天から受けた運命・使命を知り、その上で天より受けた生まれつきの性質を、道の修養でその性質を磨きをかけて保つ、そうして生きていくだけなのです。ですから、)


私はどうして龍を心配して恐れることがあるでしょうか。」


と。すると龍は耳を伏せて尾を垂れて去って行きました。つまり、禹(う)は死と生の分かれ目と、利と外の常に変わらない道理をよく理解しているのです。


(生死は道によるものであり、利と害もまた道によるものであるから、道を修め道に従って行動することに力を注ぎ、他の心配事を持たないということです。)

更に補足しますと、私心や邪念を心の中に入れないように、まだ言動が実際には現れていない未発(みはつ)の段階から反省して、それによって心の中を戒めることによって(未発の中)、実際の言動を正していく(已発の中)が大切なのです。


(四書の『大学』『中庸』の「慎独(しんどく:人のいない所で悪い事をしないことが、人前で良い事をする基礎となる)」の南宋(なんそう)の朱熹(しゅき)の考え(心の中に思う段階から反省する)より。)


それを道を修める中で行い、道というものを身に付けていくことを唯一の心配事として、他の物事を心配することを減らしていく、ということです。

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