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ホワイトハウスの発表によりますと、シリアで去年とおととしに化学兵器が使用された疑いがあるとして、国連とOPCW=化学兵器禁止機関が調査した結果、アサド政権が塩素ガスを、過激派組織IS=イスラミックステートがマスタードガスを使用したことがわかったということです。
これについてホワイトハウス国家安全保障会議のプライス報道官は24日、声明を発表し、「アサド政権は自国民に対して塩素ガスを兵器として繰り返し使用していたことを、もはや否定することはできない。化学兵器禁止条約と国連の安保理決議への違反だ」として、アサド政権を強く非難しました。
一方、ISに対しては、化学兵器を使用させないために、化学兵器に詳しい幹部を狙った軍事作戦を今後も続けていくとしています。
シリアでは、アサド政権が3年前に化学兵器の廃棄に応じ、猛毒のサリンなどが廃棄されましたが、その後も廃棄の対象とされなかった塩素ガスなどが使用され、住民が被害を受けてきました。
アメリカ政府はアサド政権の責任を追及する構えですが、アサド政権を擁護してきたロシアなどが今後どのような対応をとるのかが注目されます。