ロジカルバカで終わる人の残念な特徴とは?|超・箇条書き|ダイヤモンド・オンライン
これまでの連載で「イントロで引き込む」「固有名詞を使う」という箇条書きのテクニックを紹介してきた。
この2つの共通点は、相手のコンテキスト(文脈)を踏まえて、全体の流れをつくるということ。相手の置かれている状況に合致するからこそ、相手は関心をもって最後まで読み切ってくれる。だから、短くても魅力的に、こちらの伝えたいことが相手に伝わるのだ。
ポイントは、「伝える相手や相手のコンテキスト(文脈)をとことん考え抜いているか」ということ。
箇条書きとは、相手に伝えるものであり、相手を想定する必要がある。「イントロで引き込む」「固有名詞を使う」のいずれにしても、相手がどんな人で、何に関心があり、どんなコンテキストに置かれているかを想定しなければならない。
【修正前】
<経営課題と今後の進め方>
・景気は悪化していて売上が伸び悩んでおり、収益は悪化している
・景気が持ち直すまで、各部署によるコスト削減が必要である
【修正後】
<経営課題と今後の進め方>
・景気は悪化していて売上が伸び悩んでおり、杉野商事は収益が悪化している
・景気が持ち直すまで、営業部、開発部、総務部、経営企画部、それら各部署によるコスト削減が必要である
http://d.hatena.ne.jp/d1021/20160802#1470134056
小泉純一郎元首相はこの手を使っていた。言いたいことだけを短く言って立ち去ってしまう。これだと記者は要約する間もなく、言ったことだけを書かざるを得ない。
— おくあき まさお (@tuigeki) 2016年8月25日