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ウズベキスタン大統領が死去 | NHKニュース

カリモフ氏は、ソビエト時代の1989年に地元の共産党のトップに就任し、ソビエトから独立したあと、憲法を改正するなどして、25年間、大統領に在任し続けました。みずからに権力を集中させる強権的な手法で知られ、国内のイスラム過激派だけでなく反体制派も抑圧し、内外から批判を受けてきました。
一方で、対外的には、歴史的につながりの深いロシアや中央アジアへの経済的な影響力を拡大する中国、さらに欧米との間でバランス外交を進め、日本との関係強化もはかってきました。


ウズベキスタン政府は、先月28日、カリモフ氏が病院で治療を受けているとしていましたが、2日、国営テレビを通じて声明を発表し、脳出血で死去したことを明らかにしました。
葬儀は、3日、出身地のサマルカンドで行われるということです。


カリモフ大統領には、後継者がいないと言われてきましたが、ミルジヨエフ首相が葬儀委員長をつとめることから、ソビエト時代の慣習に従って、当面は首相を中心に政権運営を進めるものと見られます。
一方で、ウズベキスタンでは、国内のそれぞれの地域を基盤とする派閥の間で勢力争いがあるとされ、イスラム過激派も影響力の拡大を狙っていることから、次の政権が安定しなければ、国内情勢が流動化するとの見方も出ています。

中央アジアウズベキスタンのカリモフ大統領が死去したことについて、アメリカのオバマ大統領は2日、声明を発表し、「カリモフ大統領の死去という困難な時に、アメリカはウズベキスタンの人々を支援すると断言する」として連帯の意を表しました。そのうえで、「ウズベキスタンの歴史において新たな章が始まるが、アメリカは引き続きウズベキスタンと連携していく」と強調しました。