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 時は現代、場所は東京。六本木の「場末」にあるバーで屈託した表情でたたずむ主人公・アケミ。昼は子供好きの保育士だが、夜は売春婦の顔を持つアケミは、やり場の無い怒りに襲われていた。


 するとそこに風のように現れた謎の女性。自分とは明らかに違う世界から舞い降りてきた女性の姿とその言葉が紡ぎ出すストーリーにアケミは知らず知らずのうちに引き込まれていく。

私は元来、「作曲家」を目指しており、そしてその次に「映画監督」を志していた時期すらありました。

 そしてある時、私の頭の中でパッと一つのイメージが浮かび上がったのです。「我が国こそが世界の中心になる」という意味でのパックス・ジャポニカ(Pax Japonica)。そしてその実現に向かって動く大きなうねりに翻弄されつつも、懸命に生き抜こうとする一人の日本人女性。凛としたその輝きが世界中の人々を魅了した背景には、そんな壮大なうねりが隠されていたとしたら・・・どうなるのか。そうした一連のイメージが持つ魔物のような、しかし温かい力に私は著者として全てを託したくなりました。我が国、そして世界の「真実」を読者の皆様の胸の奥底へとダイレクトに届けるために。今回はあえて、「虚でもなく、しかし実でもない」ノンフィクション・ノヴェルという全く新しい世界に挑戦してみました。

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