FRBは7日、全米に12ある地区連銀が企業などに行った聞き取り調査をもとに最新の経済報告を公表しました。
それによりますと個人消費は、自動車の販売がやや落ち込んだものの、前回、7月の報告と変わっていないとしたほか、製造業は、ほとんどの地域で、わずかながら伸びているとしています。
また労働市場は引き続きほとんどの地域で引き締まっているとしています。
この結果、アメリカの景気は緩やかに拡大しているという判断を示し、今後、数か月は緩やかな拡大が見込まれるとしています。
ただ、物価はわずかな上昇にとどまり、今後、数か月の賃金の上昇も緩やかだ見ています。
市場では、FRBが力強さに欠ける物価の動向などを見極めながら、年内には追加の利上げを行うという見方が出ていて、今後、FRB高官が講演などを通して金融政策の方向性についてどのように説明するか注目が集まっています。
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