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シリア アサド政権と反政府勢力の戦闘 さらに激化 | NHKニュース

シリアの内戦は民主化を求める市民への弾圧をきっかけに始まり、アサド政権と反政府勢力の間の戦闘は5年以上も続いています。これまでの死者は30万人以上、国外に逃れた難民も480万人に上り、「今世紀最悪の人道危機」と呼ばれています。


内戦の混乱の中、過激派組織IS=イスラミックステートが勢力を拡大させたのを受け内戦終結を目指す機運が高まり、ことし、政権側、反政府側それぞれを支援するロシアとアメリカの仲介で2度にわたって停戦が合意されました。しかし先月の停戦も、わずか1週間で戦闘が再燃して崩壊し、現在、政権側は北部最大の都市アレッポで連日激しい空爆を続けています。


政権側は、アレッポにある反政府勢力の最大の拠点を陥落させ、内戦に決着をつけようという思惑があるとみられますが、反政府側も反撃していて、双方の戦闘で連日大勢の市民が犠牲となっています。


アメリカは、ロシアとの間で戦闘再燃の責任をめぐって非難の応酬を続けたすえ、ロシアとの協議を打ち切り、内戦は、出口が全く見えないまま、一段と泥沼化する懸念が強まっています。

ロシア シリア国内の基地にミサイル配備と発表 | NHKニュース

シリアではアサド政権と反政府勢力の戦闘が再燃して停戦が崩壊し、アメリカは、ともに停戦を仲介してきたロシアが責任を果たそうとしていないなどと非難して、停戦に向けた協議を打ち切ったことを明らかにしています。


こうした中、ロシア国防省は4日、シリア国内でロシア海軍の拠点となっている西部タルトゥースの基地を防衛するため、新たに高性能の地対空ミサイル「S300」を配備すると発表しました。ロシアはすでに、シリア北西部にある別の空軍基地にも最新鋭の地対空ミサイルを配備していて、防衛能力を高めることが目的で「脅威となるものではない」としています。


これに対してアメリカ国防総省のクック報道官は4日の会見で、ロシア側が攻撃の対象としているシリア国内のテロ組織は航空戦力を保持していないとして、「何が目的なのか疑問を抱かざるをえない」と、懸念を示しました。


シリアで停戦が崩壊し状況が深刻化する中、ロシアがシリア国内で軍備を増強する姿勢を示したことで、アメリカとの関係が一層、悪化することも懸念されます。

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