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IS「聖戦」の象徴 シリアの町奪われる 劣勢が鮮明に | NHKニュース

過激派組織ISが支配権を奪われたのは、シリア北部のトルコとの国境近くにある町、ダービクです。


ダービクは、イスラム教の預言者ムハンマドが「不信心者との最後の戦いの場になる」と予言したとされ、ISが機関誌の名前にするなど、「異教徒との聖なる戦い」の象徴的な場所と位置づけてきました。


反政府勢力は15日、トルコ軍の地上部隊や空爆による支援を受けてダービクの攻略に乗り出しました。
内戦の情報を集めている「シリア人権監視団」によりますと、当初はISが戦闘員を集結させ、攻略は難航すると予想されていましたが、実際にはISはほとんど抵抗せずに撤退し、16日には制圧に成功したということです。


ISはシリアとイラクで、相次いで支配地域を失っていて、ダービクの制圧で劣勢が一層、鮮明になりましたが、今後、反撃のために都市部などでの爆弾テロを増やす可能性も懸念されています。

米英などシリアのアサド政権に追加制裁検討 ロシア反発 | NHKニュース

シリアで停戦が崩壊し戦闘が激しさを増す中、15日にスイスでアメリカやロシアなど関係国の外相が対策を協議しましたが、打開策はまとまりませんでした。


そして16日には、ロシアなどを除くアメリカやイギリスといった欧米と中東の関係国がロンドンで外相級の会議を開きました。
共同会見したアメリカのケリー国務長官とイギリスのジョンソン外相は、アサド政権とその支持勢力に対し、追加制裁を検討していると発表しました。
ケリー長官は「アサド政権とロシアが規範どおりに行動すればこの人道的な惨事はあすにでも終わるのに、彼らはそうしようとしない」と述べ、両者を強く非難しました。


ロシアは追加制裁を検討する対象として名指しはされませんでしたが、アサド政権の後ろ盾となっていて制裁の対象になると受け止めたプーチン大統領は「非生産的であり、どのような制裁も科した側の目的が達成されたことはない」と述べて、反発しました。
シリア情勢はアメリカとロシアの協力が事態打開の鍵を握っていますが、追加制裁の検討で両国の関係がさらに悪化し、有効な手が打てない状況が続くことが懸念されます。

ロシアのプーチン大統領は16日、訪問先のインドで「非生産的であり、どのような制裁も科した側の目的が達成されたことはない」と述べて、反発しました。そして、「アメリカは自分たちの立場を決めたうえで相手国に同意させようとし、それに従わなければ敵扱いする。これでは一緒にやっていくことはできない」と述べて、アメリカの対応を強く批判しました。

http://d.hatena.ne.jp/d1021/20161016#1476614396
http://d.hatena.ne.jp/d1021/20161016#1476614397