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クルド人部隊 シリア北部の町からの撤退発表 | NHKニュース

シリアでは、アメリカ主導の有志連合の支援を受けるクルド人やアラブ人の部隊が、今月5日からISが首都と位置づけるラッカの奪還に向けた軍事作戦を続けています。その中心となるクルド人の部隊は16日、ことし8月にISから奪還したシリア北部の町、マンビジから撤退したことを明らかにしました。


マンビジはトルコの国境から南におよそ40キロの町で、シリアにおけるクルド人の勢力拡大を警戒するトルコが撤退を強く要求し、対立の火種となってきました。さらに、トルコはクルド人部隊のラッカ奪還作戦への参加にも反対していますが、クルド人部隊はまずはマンビジから撤退することでトルコとの対立を緩和する狙いがあると見られます。


一方、アメリカは、IS対策でトルコにもクルド人部隊にも協力を求め、両者の間で対応に苦慮してきただけに、対IS有志連合担当のマクガーク大統領特使は、クルド人部隊のマンビジからの撤退について、「画期的な出来事だ」と高く評価しました。

アサド大統領 トランプ氏にシリア政策の転換を期待か | NHKニュース

シリアのアサド大統領は15日、ポルトガルの公共放送のインタビューに応じ、トランプ氏がアメリカの次期大統領に選ばれたことについて、「アメリカの政権には大統領だけでなくさまざまな勢力がいて、過度な期待は持っていない。新たな政策を実行に移すまでは待つ必要がある」と述べました。


そのうえで、シリアの内戦をめぐってトランプ氏がこれまでアメリカが求めてきたアサド政権の退陣よりも過激派組織ISの壊滅を優先させるべきだと主張していることについて、アサド大統領は「テロリストと戦うのであれば、ロシアやイランなどと同じく共闘することになる」と述べました。


アメリカ大統領選挙の結果についてアサド大統領の発言が伝えられたのは初めてと見られ、トランプ氏の大統領就任後、アメリカがシリア政策を転換することに期待を示したものと言えそうです。

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