書物を読む事に習熟していく為には、相反する二つの訓練を同時並行的に進めていく必要がある。一つは、すぐに理解できない部分に拘りすぎずにとにかく最後まで読み通す力を身につける事だ。もう一つは、通読することに拘りすぎずに、興味ある部分を気軽に読んで、その範囲で得れる洞察を獲得する訓練だ
— 山本芳久 (@201yos1) 2016年11月18日
何かの問題について考えあぐねている時に、ふと手に取った本から解決の糸口を得ることがある。これは単なる偶然ではない。深く問いを抱き、問いそのものになりきることによって、世界全体がその問いを中心に再構成されてきて、ふと出会う言葉からも多くを読み取れるように神経が研ぎ澄まされていくのだ
— 山本芳久 (@201yos1) 2016年11月18日
書物は、眼の前にいる教師とは異なり、すぐに質問に答えてはくれない。だからこそ書物は読者の思考を熟成させる。書物が与えてくれる答えは、読者が自分で繰り返し読んで熟考することによってのみ得ることができる。こうして読者は、著者と直接対面していたら得れなかっただろう洞察すら獲得できるのだ
— 山本芳久 (@201yos1) 2016年11月18日
#哲学部#勉強法