米軍 シリアで誤爆認めるも謝罪せず #nhk_news https://t.co/207DVbxusl
— NHKニュース (@nhk_news) 2016年11月30日
内戦が続くシリアではことし9月、アサド政権の政府軍がアメリカ主導の有志連合に空爆されて多数の兵士が死亡したと訴え、アサド政権の後ろ盾のロシアもアメリカを非難して、当時、停戦の実現で合意していた米ロの対立が再燃する火種となりました。
この問題でアメリカ軍は29日、調査結果を公表し、アサド政権の政府軍の一派を誤爆したことを認めました。それによりますと政府軍の兵士らは当時、軍服を着ておらず、過激派組織IS=イスラミックステートの戦闘員のような外見と行動だったためISの部隊だと誤認したということです。
一方でアメリカ軍は、問題となった空爆自体は国際法に沿って実施され、故意に政府軍を狙ったものではないと強調しています。これについてアメリカ国防総省のクック報道官は「遺憾だが悪意はなかった」と述べて直接の謝罪を避け、今後、シリアやロシアの反発も予想されます。
http://d.hatena.ne.jp/d1021/20161129#1480416043(そして今年9月17日、アメリカ軍主導の連合軍がシリア北東部の都市デリゾールでF-16戦闘機2機とA-10対地攻撃機2機を使ってシリア政府軍を空爆、80名以上と言われる兵士を殺害、多くを負傷させる。政府軍はダーイッシュに対する大規模な攻勢の準備をしていている最中で、援軍も到着していた。この出来事で米露両政府の対立は決定的になった。)