イタリア国民投票当日の有権者たち【写真】 https://t.co/0kBoZrB88E
— ウォール・ストリート・ジャーナル日本版 (@WSJJapan) 2016年12月5日
イタリアで4日、憲法改正の是非を問う国民投票が行われた。レンツィ首相やローマ市長のラッジ氏(写真)、ベルルスコーニ元首相も投票所に足を運んだ pic.twitter.com/8kNDyMkvSJ
【速報 JUST IN 】イタリア国民投票 レンツィ首相が敗北認める #nhk_news https://t.co/zGGGS4OrSv
— NHKニュース (@nhk_news) 2016年12月4日
イタリアの国民投票は、議会上院の権限を縮小し、原則として下院の承認だけで政府を信任し、法案を可決できるようにする憲法改正の是非を問うもので、投票は4日に行われ、開票作業が進められています。
イタリア内務省の発表によりますと、日本時間の午前9時半の時点で、反対が59.6%、賛成が40.4%で、反対が賛成を大きく上回っています。
レンツィ首相は、日本時間の午前8時すぎローマで記者会見し、国民投票の敗北を認めたうえで、「敗北のすべての責任は私にある。私の政権はきょう終わる」と辞任する意向を示し、5日午後に閣議を開いたあと、マッタレッラ大統領に辞表を提出するとしています。
今回の国民投票では、レンツィ首相が議会を改革し安定した政治を目指すと訴えたのに対し、政府や既存の政党に対抗する新興政党「五つ星運動」は、政府の権限の強化を狙ったものだとして、強く反対してきました。
「五つ星運動」を率いるグリッロ氏は、ツイッターで「万歳!」と投稿して国民投票の結果を歓迎しており、今後「五つ星運動」がさらに勢いを増すことになりそうです。
レンツィ首相が辞意を表明したことで、イタリアの政治が再び混迷することは避けられず、イギリスの離脱の決定の波紋が広がっているEU=ヨーロッパ連合でも、さらに不安定な要因が増えることになります。