NATO外相会議 EUと防衛連携の具体策で合意 #nhk_news https://t.co/bw3rDoVAVM
— NHKニュース (@nhk_news) 2016年12月7日
NATOとEUは22の国が共通の加盟国であるにもかかわらず2つの組織が連携する枠組みがなかったことから、ベルギーのブリュッセルで開かれたNATOの外相会議は、6日、双方の協力強化について具体策を話し合いました。
その結果、双方は、ロシアなどを念頭に、サイバー攻撃を想定した共同演習の実施や、セキュリティー技術の共有、それに難民や移民を運ぶ密航船の摘発のための海上保安や、一部の機密情報の共有など7つの分野を重点に来年から密接に協力していくことで合意しました。
ヨーロッパ諸国の間ではアメリカのトランプ次期大統領がNATOへの関与に消極的との懸念が広がっていて、今回が最後の会議参加となるアメリカのケリー国務長官は記者会見で「新政権に移行してもアメリカがNATOで責任を果たすことに変わりはない」と述べて懸念の払拭(ふっしょく)に努めました。
今回、打ち出されたNATOとEUの協力強化はアメリカとヨーロッパの安全保障上の連携を維持する姿勢を強調する狙いがあるものと見られます。
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