知己を千載の下に求める覚悟で進んでいけば、いつかは、わが赤心の貫徹する機会が来て、従来敵視して居た人の中にも、互に肝胆を吐露しあふほどの知己が出来るものだ。区々たる世間の毀誉褒貶を気に懸けるやうでは、到底仕方がない。
— 勝海舟bot (@KatsuKaishuBot) 2016年12月13日
坂本龍馬が、先生しばしば西郷の人物を賞せられるから、会ツて来るにより添書をくれといツたから書いてやつたが、その後坂本が言ふには、成程西郷はわからぬ奴だ。少しく叩けば少しく響き大きく叩けば大きく響く。もし馬鹿なら大きな馬鹿で利口なら大きな利口だらうといつたが、坂本も鑑識のある奴だヨ
— 勝海舟bot (@KatsuKaishuBot) 2016年12月13日
坐禅と剣術とがおれの土台となつて、後年大層ためになつた。ある時分、沢山剣客やなんかにひやかされたが、いつも手取りにした。危難に際会して逃れられぬ場合と見たら、まづ身命を捨てゝかゝつた。しかして不思議にも一度も死なゝかつた。こゝに精神上の一大作用が存在するのだ。
— 勝海舟bot (@KatsuKaishuBot) 2016年12月13日
外交の極意は、誠心正意にあるのだ。胡麻化しなどをやりかけると、かえつて向ふから、こちらの弱点を見抜かれるものだヨ。
— 勝海舟bot (@KatsuKaishuBot) 2016年12月12日