政治をするには、学問や知識は、二番めで、至誠奉公の精神が、一番肝腎だ。
— 勝海舟bot (@KatsuKaishuBot) 2016年12月18日
時勢は、人を造るものだ。今日いろいろの学問や、智恵のある人だちが、これから種々の困難に出会つて、実際にその学問を試したり、その心胆を錬つたりなどすると、将来に起るべき、東洋の大禍乱をも、切り開くだけの人物になれるだらうヨ。
— 勝海舟bot (@KatsuKaishuBot) 2016年12月18日
国是とか何とか世間の人はやかましくいふが、口にいふばかりが国是ではない。十年も百年も、確然として動かないところのもので、何人からも認識せられてこそ、初めて国是といふことができるのだ。
— 勝海舟bot (@KatsuKaishuBot) 2016年12月18日
心は明鏡止水のごとし、といふ事は、若い時に習つた剣術の極意だが、外交にもこの極意を応用して、少しも誤らなかつた。たゞたゞいつさいの思慮を捨てゝしまつて、妄想や雑念が、霊智を曇らすことのないやうにしておくばかりだ。
— 勝海舟bot (@KatsuKaishuBot) 2016年12月18日
速ならんと欲せば大事成らず、切々事に迫るは処世の大禁物だ。虚心坦懐、徐ろに人事を尽して天命を俟つのみ。
— 勝海舟bot (@KatsuKaishuBot) 2016年12月18日
近頃世間で時々西郷が居たらとか、大久保が居たらとかいふものがあるが、あれは畢竟自分の責任を免れるための口実だ。人を当てにしては駄目だから、自分で西郷や大久保の代りをやればよいではないか。
— 勝海舟bot (@KatsuKaishuBot) 2016年12月18日
世に処するには、どんな難事に出会つても臆病ではいけない。さあ何程でも来い。おれの身体が、ねぢれるならば、ねぢつて見ろ、といふ了簡で、事を捌いて行く時は、難事が到来すればするほど面白味が付いて来て、物事は雑作もなく落着してしまふものだ。
— 勝海舟bot (@KatsuKaishuBot) 2016年12月18日
人物になると、ならないのとは、自己の修養いかんにあるのだ。決して他人の世話によるものではない。野菜を植ゑて見なさい。それは肥をすれば一尺ぐらゐづつは揃つて生長する。しかしながら、それ以上に生長させることは、いくら肥をしたつて駄目だ。野菜は、野菜だけしか生長することが出来ないのさ。
— 勝海舟bot (@KatsuKaishuBot) 2016年12月19日
戦争などといふやつは決して容易の事でするものでないよ。幕府の末路などを御覧ナ。長州征伐などと馬鹿な事をやつたから、金は使ふ、結局幕府の運命を縮めたわけサ。
— 勝海舟bot (@KatsuKaishuBot) 2016年12月19日
支那もすぐに降服すべしと思ひたらんが、案外長く抗抵する。朝鮮も後には追々苦情を申立て我に背くに至らん。今はたゞ官吏の圧制に恐れて黙つて居るのだ。自分ばかり正しい、強いと言ふのは、日本のみだ。世界はさう言はぬ。
— 勝海舟bot (@KatsuKaishuBot) 2016年12月19日
世間は連戦連勝なんぞと狂喜し居れど、いつかはまた逆運に出会はなければなるまいから、今からその時の覚悟が大切だヨ。しかし、今の人はたいてい、先輩が命がけでやつた仕事のお蔭で、顕要の地位を占めて居るのだから、一度は大危難の局に当つて試験を受けるのが順序だらうヨ。
— 勝海舟bot (@KatsuKaishuBot) 2016年12月19日
先日も戦争の始末を聞きに来た者がある。聞けば近頃は日々百人も死ぬさうだ。罪なき者を殺して、知りもせぬ後の始末を人にきく。それだから腹も立つのだ。
— 勝海舟bot (@KatsuKaishuBot) 2016年12月19日
今日は、ドウやつて此の東洋の逆運を切り抜けようかと肝胆を砕かねばならぬ時で、国家問題とは、実にこの事だ。今頃世間で国家問題といつて居るのはみな嘘だ。あれはみな、自分の頭の上の計算ばかりだ。議員の頭の揃ふ揃はんのと気を揉むのも、あまり賞めた事でもあるまいよ。
— 勝海舟bot (@KatsuKaishuBot) 2016年12月19日
先生方の騒ぐのを見ても、少しも驚かないよ。此の方自身もさうやつて来たのだからネ。『ハヽア、あすこをやつて居る』と思ふだけサ。それで、ワシは言ふのサ、『若いうちは、それでなければならないから、何ぼでも騒ぎなさい。然しそれでいゝと思はないやうになさい』
— 勝海舟bot (@KatsuKaishuBot) 2016年12月19日
http://d.hatena.ne.jp/d1021/20161130#1480502917
#お子ちゃま右翼