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不正会計が明らかになった東芝について、東京証券取引所は去年9月、投資家に注意を呼びかける特設注意市場銘柄に指定し、その後、東芝から提出された再発防止策の報告書に基づいて、指定を解除するかどうか、審査してきました。


しかし、先月、東芝の子会社が顧客からの注文書を偽造して架空の売り上げを計上する不正を行っていたことが、新たに明らかになりました。
このため、東証は「法令の順守=コンプライアンスの徹底や関係会社の管理などでさらなる改善の取り組みが必要だ」として、19日に、東芝の特設注意市場銘柄の指定を継続することを決めました。


これに合わせて東証は、東芝に対し、再発防止策などをまとめた報告書を来年3月15日以降に改めて提出するよう命じ、その報告書などを基に、特設注意市場銘柄の指定を解除するか、または上場を廃止するかを、判断することにしています。