難解な書物を読み解くために、入門書は役に立たないことが多い。まさに問題になっている難解な箇所を回避することによってこそ、分かりやすい入門書になっていることが多いからだ。難解な書物を読み解くための最大の鍵は、その難解な書物自体の中にあるという根本原則から目を逸らさないことが重要だ。
— 山本芳久 (@201yos1) 2016年12月25日
#哲学部
新たに得た知見を公表すべき場合と既に公表されていながら現代人に理解し難い場合にのみ徐ろに口を開くべきかを検討すべきで、そうして書かれた書物を読めばいい。
我々は大学教授や評論家の書いた宗教書は読まない。
しかし、一般人は評論家の書いた入門書を、インテリは大学教授の書いた概説書を読む。
子どもたちに本を読め読めと読書をすすめるが、どんな本でも読めばいいというわけではない。どんな本でもいいわけではない。むしろ読まない方がいい本だってある。だれにどんな本をすすめるかが問題だ。少しでいいからいい本を熟読するべきだ。多読や速読をすすめるから読み捨て用の本が増えるのだ。
— 渡辺知明 (@WATANABE_tomo) 2016年12月25日