コーヒー戦国時代に台頭する「郊外型カフェ」の最強集客術 - DOL特別レポート https://t.co/K5L3wEBYoP
— ダイヤモンド・オンライン (@dol_editors) 2017年1月5日
「サードウェーブ系のカフェにいると、ちょっと無理しておしゃれなところにいるという意識がある。コメダはそれがない。特別なおいしさもお得感もないけれど、誰が行っても歓迎される感じが好き」
こう語るのは、あるコメダファンの女性だ。
今、郊外の幹線道路上にいわゆる“ロードサイド型”のコーヒーショップが続々と出店している。カフェ業界はまさに戦国時代の様相を呈しており、スターバックス・コーヒーを筆頭に、街中に立地するセルフサービス方式のチェーン店が集客にしのぎを削っている。一方、コンビニ各社も軒並み自社ブランドのコーヒーに参入しており、街はコーヒーを提供する店で溢れ返っている印象だ。
サードウェーブ(第3の波)と言えば、ブルーボトルコーヒーを代表とする、産地などを重視する米国発の流れだ。カフェの歴史をさかのぼれば、ファーストウェーブ(第1の波)がインスタントコーヒーの普及、セカンドウェーブ(第2の波)がスターバックス・タリーズなど「シアトル系カフェ」の流行とされている。
コメダ珈琲店に代表される郊外型カフェは、長く日本の喫茶店文化として根づいてきたが、ここにきてぐっと大きな第4の波になりそうな気配を見せている。「ゆったりと落ち着いた空間」「一杯ずつ丁寧に淹れるハンドドリップ・コーヒー」などをウリにし、セカンドウェーブ以降、狭いスペースで隣のお客と肩を寄せ合いながらコーヒーをすすることに抵抗感を感じていた女性客を中心に、人気を集めている。
今回の実態調査では、ロードサイドのカフェが想像以上に緻密な戦略を練っていることがわかった。「たかがコーヒー」と言えど、コミュニケーションのとり方から「場づくり」に至るまで、お客に対するホスピタリティには相応の手間暇をかけている。その一方で、お客に注文を促すメニューを工夫するなど、客単価を上げるための周到さも忘れない。お客に居心地のよさを感じさせ、滞在時間を伸ばした上で客単価も上げられるとなれば、従来型のカフェより経営効率のよいビジネスモデルを構築できる可能性もある。
米スタバを急成長させた「行列解消策」は日本でも流行るか - 今週もナナメに考えた 鈴木貴博 https://t.co/VfYDwmtWsa
— ダイヤモンド・オンライン (@dol_editors) 2017年1月5日
http://d.hatena.ne.jp/d1021/20170105#1483612714
http://d.hatena.ne.jp/d1021/20161226#1482748906