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FRBは18日、全米に12ある地区連銀が企業などに行った聞き取り調査を基に、最新の経済報告を公表しました。


それによりますと、アメリカ経済は熟練労働者の採用が難しくなるなど労働市場が引き締まっていることに加え、賃金の上昇によって物価の上昇圧力がやや強まったことから、緩やかな拡大が続いているという判断を示しました。


報告では、トランプ次期大統領の具体的な政策の中身が不透明だという指摘が出たものの、ことしの景気の先行きについて企業関係者は楽観的だとしています。


市場では、FRBがトランプ氏が掲げる積極的な財政政策によって、さらに雇用や物価の伸びが後押しされるかどうかや、ドル高による製造業やIT産業への影響などを見極めたうえで、次の利上げの時期を探ると見ています。

#FRB


FRBのイエレン議長は18日、カリフォルニア州で講演し、アメリカ経済は「完全雇用に近づいて、物価上昇率も目標に近づいている」として、景気が拡大しているという認識を示しました。


そのうえで、次の利上げについては、「今後、数か月の経済しだいだろう」と述べ、ことし前半に追加の利上げを行う可能性を示唆しました。


ただ、イエレン議長は、講演のあとの質疑応答で、トランプ次期大統領が掲げる積極的な財政政策による成長への期待がドル高が進んでいる一因になっているという見方を示し、アメリカの輸出に与える影響を注視する考えを明らかにしました。

#イエレン