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森ビル(東京都港区)は18日、港区虎ノ門に計画している地上54階建ての超高層住宅ビルの概要を発表した。高さ220メートルで住宅棟としては日本一で、2020年4月に竣工予定。14年に開業した「虎ノ門ヒルズ森タワー」を中心に住宅も含めてエリア全体の再開発を進める。


  超高層住宅棟は「(仮称)虎ノ門ヒルズレジデンシャルタワー」で、全体の8割弱が住宅(約550戸)。さらに外国人向けサービスアパートメント(家具付きマンション)も整備する。


  森ビルはこのほか、2月に地上36階建ての超高層オフィスビルを着工。東京五輪開催前の19年12月の竣工予定で、56年ぶりの日比谷線虎ノ門新駅(仮称)と連結させる。1階にはバスターミナルも設置の予定。22年度に竣工予定の別の超高層ビルも含めて虎ノ門エリアで合計3棟を建設する計画だ。


  都内では大型再開発が相次いでいる。訪日観光客の増加を背景に、銀座では松坂屋銀座店跡地を含む約1.4ヘクタールの再開発事業で、地下6階・地上13階の複合施設が建設される。三菱地所は27年度までの完成を目指して東京駅前に地上390メートル、日本一の高さとなる超高層ビルを建設する予定だ。