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京都府立医科大学附属病院の医師らが、実刑判決が確定した暴力団幹部の健康状態について、事実と異なる内容の報告書を作成したなどとして病院が捜索を受けた事件で、大学の学長がこの暴力団幹部とたびたび会食していたことが捜査関係者への取材でわかりました。警察は、大学と暴力団幹部との関わりなどについて詳しく調べています。


京都府立医科大学附属病院の医師らは、おととし、恐喝事件で懲役8年の判決が確定した指定暴力団山口組傘下の淡海一家の総長、高山義友希受刑者(60)の健康状態を検察に報告した際、「刑務所への収監に耐えられる状態ではない」と事実と異なる内容の報告書を作成し、提出したとして、虚偽公文書作成などの疑いが持たれています。


警察は、14日、病院を捜索し、高山総長は大阪刑務所に収監されました。


これまでの調べで、京都府立医科大学の吉川敏一学長が高山総長と京都市内の飲食店でたびたび会食する姿を目撃されていたことが、捜査関係者への取材でわかりました。高山総長は指定暴力団山口組の直参と呼ばれる幹部の1人で、公立大学のトップが会食するのは極めて異例です。


警察は、この事件で吉川学長の自宅も14日、捜索していて、大学と暴力団幹部との関わりなどについて詳しく調べています。


京都府立医科大学附属病院の荒田均事務部長はNHKの取材に対し、「学長と高山総長は病院の敷地内で会ったことはあるが、親密な関係だとは認識していない」と話し、病院側の事件への関与についても否定しています。

暴力団幹部の虚偽の診断書作成か 民間病院も捜索 | NHKニュース

捜査関係者によりますと、これまでの調べで、去年、総長が通院していた武田病院でも「重い不整脈のため収監に耐えられない」などとする、事実と異なる内容の報告書が作成され、検察に提出されていた疑いのあることがわかったということです。


警察は14日に続いて、武田病院についても虚偽診断書作成などの容疑で、関係先を捜索するとともに、担当の医師などから話を聞いて詳しいいきさつを調べています。

武田病院の武田隆久理事長は取材に対し、高山総長とは面識がないとしたうえで、「重い不整脈のため突然死する可能性があるかもしれず、医療刑務所が相当ではないかという診断書を書いたと聞いている。主治医がきちんと診断して問題はないと思う」と話しています。

京都市下京区にある「武田病院」は、医療法人財団「康生会」が運営する総合病院で、昭和45年に開設されました。


ホームページによりますと、ベッド数は394で、内科や外科、循環器内科など18の診療科があるほか、透析や不整脈の治療など専門的な医療を行う8つのセンターが設けられています。また、地域の診療所などのかかりつけ医を支援する地域医療支援病院にも指定され、夜間や日曜日も含め24時間患者を受け入れるなど、地域医療を支える病院として、外来の患者は1日当たり平均570人に上るということです。

康生会 武田病院|武田病院グループ