熊本 天草市の県営ダムをめぐる裁判 住民の敗訴が確定 #nhk_news https://t.co/Cxe2gPGQtK
— NHKニュース (@nhk_news) 2017年2月23日
熊本県天草市に建設された県営の路木ダムをめぐって、反対する地元の住民は「過去に洪水による被害はなく、ダムは必要ない」などとして、蒲島知事に対して事業に公金を支出しないことや、支払った事業費を県に返還することを求めました。
1審の熊本地方裁判所は、事業費の返還は認めない一方、「過去に洪水の被害が発生していないのは明らかで、ダムの建設計画は知事の裁量を逸脱し違法だ」として、事業に公金を支出しないよう命じました。
しかし、2審の福岡高等裁判所は、工事が終わったことなどから、公金の支出についての訴えを退け、事業費の返還についても、「洪水の被害がなかったと断定することは難しく、計画に明らかな欠陥があるとは認められない」として訴えを退けました。
これに対して住民が上告していましたが、最高裁判所第3小法廷の大谷剛彦裁判長は、23日までに上告を退ける決定を出し、住民の敗訴が確定しました。