みんなのレビュー:債権総論/内田 勝一 - 紙の本:honto本の通販ストア
手と頭を使って「読む」教科書
投稿者:法学セミナー
図表を多用した「見る」教科書が増加する中で、本書は、「読む」ことに徹した教科書である。なぜなら、「図や表を作成し、分かりやすくすることは読者の仕事」であり、自分の頭に定着させるには、読者が「手と頭を使う」必要があるから、と筆者は言う。
そのため、本書には、隅々まで読みやすさへの配慮が行き届いている。読者が作図しやすいような叙述がなされ、また、判例や学説も精選されている。非常にクリアで読みやすい教科書である。初学者でも無理なく読み通すことができ、また、債権法の全体像をつかむことができると思われる。
本書では、解釈論上の論点について、学説や判例をさまざまな立場に分類・整理するということをしていない。歴史的な流れに沿った学説や判例の位置づけが優先されているからである。本書の叙述に慣れてきたら、ぜひこれらの学説を各自で分類してみてほしい。「手と頭を使う」ことの面白さが分かってくるだろう。それは、民法学習の醍醐味でもある。(C)日本評論社
大学で講義を受身で聴いてても何にもならず、演習問題を解いたり実験してみたりすると初めて身につき始める。演習はいわば代理体験に過ぎないのだが、それを問うペーパーテストが一人歩きしたり自己目的化したりすると、本末転倒わけの判らん事になる。僕が子供の頃から譜面が読めたのは作りたいからで
— Ken ITO 伊東 乾 (@itokenstein) 2017年3月1日
http://d.hatena.ne.jp/d1021/20170228#1488279245
http://d.hatena.ne.jp/d1021/20170228#1488279246
http://d.hatena.ne.jp/d1021/20170227#1488192732
http://d.hatena.ne.jp/d1021/20170227#1488192733
http://d.hatena.ne.jp/d1021/20170222#1487762155
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