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ロシアのサンクトペテルブルクの地下鉄で3日起きたテロ事件では、14人が死亡、およそ50人がけがをし、ロシアの捜査当局は、中央アジアキルギス出身のアクバルジョン・ジャリロフ容疑者(22)が車内で自爆テロを起こしたと断定しました。


捜査当局は、ジャリロフ容疑者と過激派組織ISとの関係を含めて調べていて、5日、サンクトペテルブルク市内でISなどのテロ組織のメンバーと疑われる中央アジア出身の男7人を拘束したことを明らかにしました。


ジャリロフ容疑者と、拘束された7人の男との直接の接点はこれまでのところ確認されていないということですが、当局は捜査の範囲を広げ、事件の解明を急いでいます。


ロシアでは、経済の低迷が続く中央アジア諸国から出稼ぎに来る若者が多く、狭い部屋で集団生活を強いられるなど厳しい生活環境の中で、イスラム過激派の影響を受けるケースも少なくないと専門家が指摘しています。


プーチン大統領は5日、中央アジアなど旧ソビエト諸国の治安機関の代表と会談し、テロ対策での連携の重要性を改めて強調しました。