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アメリカ軍が韓国に配備を進めている最新の迎撃ミサイルシステム「THAAD」が、運用可能な状態になったことが明らかになったことについて、中国外務省の耿爽報道官は、2日の記者会見で「われわれは米韓による韓国への『THAAD』配備に反対する」と述べて、直ちに配備の手続きを停止するよう求めました。


そのうえで「われわれも、断固として必要な措置を取り、みずからの利益を守ることになる」と述べて、アメリカや韓国をけん制しました。


中国政府は、THAADの高性能レーダーが、東北部や山東省などに展開する中国軍の監視に利用されるおそれがあるとして、配備に反対していて、先月の米中首脳会談でも、習近平国家主席トランプ大統領に配備をやめるよう求めていました。

アメリカのトランプ大統領が、大手メディア、ブルームバーグのインタビューで北朝鮮キム・ジョンウン金正恩朝鮮労働党委員長との対話の可能性も排除しない姿勢を示したことについて、中国外務省の耿爽報道官は、2日の記者会見で「米朝は、問題の直接の当事者としてできるだけ早く、政治判断を下し、緊張緩和のために対話のプロセスに復帰するべきだ」と述べて、直接対話を支持する考えを強調しました。


そして耿報道官は、「中国は、朝鮮半島の問題の重要な関係国の1つとして、各国の交渉や対話への復帰を推し進めるため常に努力しているし、これからも努力していく」と述べて、必要なら、中国としても米朝の対話をサポートすることもいとわない姿勢を示しました。