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内戦が続くシリアでは去年12月に停戦することで合意したあとも、各地でアサド政権が攻勢を強め、反政府勢力も応戦して、戦闘が続いています。


こうした中、それぞれの後ろ盾となってきたロシアとイラン、それに、トルコの3か国は停戦を徹底させるため、空爆を含めて武器の使用を認めない「安全地帯」を設ける覚書を交わし、6日、発効しました。


しかし、内戦の情報を集めているシリア人権監視団によりますと、安全地帯の対象の地域で戦闘はいったんは収まったものの、すぐに再燃し、このうち中部ハマ県の反政府勢力が支配する地域では、6日、政権側の空爆が繰り返されたほか、地上でも砲撃の応酬が行われたということです。


さらに、南部のダラア県では、政権側の砲撃で反政府側に複数の死者が出ているということです。この安全地帯について、政権側は「テロ組織」への攻撃は認められるとしていますが、これが戦闘継続の口実になるおそれがあるほか、反政府勢力側は覚書そのものに同意しておらず、停戦の徹底につながるのかどうか予断を許さない状況です。