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日本人の国連幹部として2012年から務めてきた高須事務次長は、今月15日で退任し、退任後は日本が主導してきた「人間の安全保障」を担当する特別顧問として引き続き世界の貧困対策などに取り組んでいくことになりました。
これは、国連の報道官が8日の定例記者会見で発表したものです。


高須幸雄事務次長は70歳。日本の国連大使を経て、2012年に就任した国連の管理業務担当の事務次長を今月15日に退任しますが、グテーレス事務総長から、これまで兼務してきた「人間の安全保障」を担当する特別顧問に再び任命されました。


人間の安全保障は、人間一人一人が貧困や絶望から解放され、みずからの能力を生かせるようにすることが世界の平和と発展につながるという考え方で、日本は、国連に基金を作るなどして支援し、国連総会でも2012年に決議が採択されています。


高須事務次長は、人間の安全保障の考え方の普及に長年取り組んできており、国連としては、「誰も取り残さない」をキーワードに、世界の持続的な発展を目指す、長期目標の実現に向けて高須氏の経験を生かしたい考えです。


高須氏は退任後、まずはアフリカについて、AU=アフリカ連合に協力を求めて国民の医療や教育水準などの指標を集計し、これからの支援の在り方を提案したいとしています。