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北朝鮮に対しては、国連安保理が貿易や金融の取り引きを制限する厳しい制裁決議を採択しているほか、アメリカや日本などが独自の制裁も実施し、国際的な圧力が強まっています。


こうした中、国連の北朝鮮代表部は12日、すべての国連加盟国に宛てて送ったとする文書を公表しました。この中で北朝鮮は、アメリカが地域ごとの国を集めた会合を開き、制裁決議を履行するよう迫っていると非難したうえで、「すべての加盟国に対して制裁のいかなる実施も考え直すよう求める」として、各国に決議を履行しないよう求めています。


また、この文書とは別に声明も発表し、北朝鮮が外貨を稼ぐために中国や東南アジアなどに展開するレストランの利用を控える動きが出ていることに対して、「通常の経済活動を違法行為と拡大解釈している」と反発しました。


北朝鮮に対する制裁をめぐっては、北朝鮮と外交関係を持つアフリカや東南アジアの国々が十分に実施していないとも指摘されていて、日本の外交筋も「経済的な利益や北朝鮮との長年の関係から国によって温度差がある」と認めています。


北朝鮮としては、制裁を実施しないよう各国に働きかけ、国際社会の足並みを乱す狙いがあるものと見られます。