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訴えを起こしたのは、東京・台東区にある上野学園大学で、ことし3月まで音楽学部の学部長を務めていた村上曜子元教授です。


村上元教授は、教員などで作る組合の共同代表を務め、理事の報酬の額など大学の経営が不透明だと訴えていましたが、先月、「教職員などの不安をあおった」などという理由で不当に解雇されたとして、雇用の継続などを求める訴えを東京地方裁判所に起こしました。


村上さんは会見を開き、「経営不振を理由に授業時間が削られるなど教育の質の低下に疑問を抱いていました。自分たちの利益だけを求める経営陣の姿勢に怒りを禁じえない」と話しました。


一方、上野学園の弁護士は「解雇には合理的な理由があり、妥当な処分だと判断しています。平穏に勉学にいそしめる環境の整備・維持に全力を尽くしているところで、今回のことで学生などが強い不安を感じ、勉学に支障が出ることを大変危惧しています」などとするコメントを出しました。