【ビジネス】メガバンクトップの三菱東京UFJ銀行の名称が、来春にも「三菱UFJ銀行」に変わるといいます。現在の収益の柱である海外部門のベースを築いた旧東京銀行OBからは怒りの声が上がっています。 https://t.co/WMa5Lw4sPa #日刊ゲンダイDIGITAL
— 日刊ゲンダイ (@nikkan_gendai) 2017年5月17日
「現在の三菱東京UFJ銀行の収益の柱は海外部門です。国内の業務は歴史的な低金利で利益を上げられず、海外展開で儲けている構図。そのベースを築いたのは、日本で初めて現地銀行をつくるなど、コツコツと海外市場を切り開いてきた旧東京銀行です。外国為替専門銀行のノウハウ、拠点、人材が、同行をメガバンクトップに押し上げたのです。同行にとって、旧東京は恩人のはず。その名前を捨てるのは、世話になった相手に後足で砂をかけるようなもの。そんな銀行が、果たして顧客から信頼されるでしょうか」
旧東京銀行の名前は、今も海外で広く知られているという。英語表記が「The Bank of Tokyo−Mitsubishi UFJ」なので、米国でも東南アジアでも、「The Bank of Tokyo」と言えば、「ああ、あの銀行ね」と理解されるそうだ。菊池氏は「ブランド戦略の面からも疑問」と言う。