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北朝鮮は、日本時間の21日午後5時ごろ、西部のピョンアン(平安)南道のプクチャン(北倉)付近から弾道ミサイル1発を発射し、韓国軍によりますと、ミサイルは高度560キロまで上昇したあと、発射地点から500キロ余り離れた日本海に落下しました。


北朝鮮は、今月14日にも新型の弾道ミサイル「火星12型」を発射していて、2週連続の弾道ミサイル発射となりました。


21日のミサイルについては、発射準備に時間がかからない固体燃料を使った中距離弾道ミサイルの「北極星2型」ではないかという見方が出ています。


また、21日は、ことし初めて午後に発射を行っていて、北朝鮮は、奇襲能力の高さを示そうとした可能性もあります。


さらに、アメリカ軍が朝鮮半島周辺の日本海で空母2隻による合同の演習を計画している中での発射で、圧力を強めるトランプ政権への対抗姿勢を一層鮮明にした形です。


一方、北朝鮮の国営メディアは、今月14日に発射した「火星12型」の開発者らがピョンヤンに招かれ、数十万人の市民が歓迎したと繰り返し伝えていて、ミサイル技術の向上を内外に強調しています。


北朝鮮は、21日の発射にも成功したと判断すれば、22日にも国営メディアを通じて「発射に成功した」と発表し、みずからのミサイル技術を誇示するものと見られます。

北朝鮮の「北極星2型」は、SLBM=潜水艦発射弾道ミサイルを地上配備型に改良した新しい中距離弾道ミサイルで、ことし2月に初めて北西部ピョンアン北道のクソン(亀城)付近から1発が発射されました。


米韓両軍は、「北極星2型」を「KN15」と呼んでいて、韓国軍は、このときの発射について、高度550キロまで上昇し、発射地点から東に500キロ余り離れた日本海に落下したと分析しています。


北朝鮮は「発射実験に成功した」と国営メディアを通じて発表し、大出力の固体燃料エンジンが搭載されているとしたほか、通常より角度をつけて高く打ち上げる「ロフテッド軌道」で発射したと主張しました。


国営テレビの映像では、移動式の発射台に載せられたミサイルが、射出したあとに空中で点火する、「コールド・ランチ」と呼ばれる技術を使って発射される様子が確認されていました。


そして、北朝鮮は、キム・イルソン(金日成)主席の生誕105年にあたる先月15日、軍事パレードで初めて、「北極星2型」を登場させました。

アメリカのティラーソン国務長官は、21日、アメリカのFOXニュースのインタビューに応じ、北朝鮮弾道ミサイルを発射したことを受けて、「発射実験を継続していることに失望し、懸念している。われわれは北朝鮮側にこれをやめるよう求める」と述べました。


そのうえで、「われわれはまだ北朝鮮に圧力をかけ始めたばかりだ」と述べて、北朝鮮の核やミサイルの開発を阻止するために経済面や外交面での圧力をさらにかけていく必要があるという認識を示しました。


北朝鮮は21日夕方、西部・ピョンアン(平安)南道のプクチャン(北倉)付近から弾道ミサイル1発を発射し、韓国軍によりますと、ミサイルは高度560キロまで上昇したあと発射地点から500キロ余り離れた日本海に落下しました。


これについて北朝鮮は22日朝、国営メディアを通じてキム・ジョンウン朝鮮労働党委員長の立ち会いのもと、SLBM=潜水艦発射弾道ミサイルを地上配備型に改良した、中距離弾道ミサイル北極星2型」の発射実験に再び成功したと発表しました。


22日付けの朝鮮労働党機関紙「労働新聞」は、1面から3面にかけて発射の際の写真を掲載し、移動式の発射台に搭載されたミサイルが、ガスなどの圧力によって射出されたあと空中で点火する、「コールド・ランチ」と呼ばれる技術を使って発射され、固体燃料を使用したときに見られる白みがかった煙を噴き出して上昇していく様子が捉えられています。


また、ミサイルに搭載されたカメラで宇宙空間から地球を撮影したとする写真も公表されました。


北極星2型」の発射はことし2月に続いて2度目で、キム委員長は、「100点満点で完璧だ」と述べ、実戦配備を承認して量産を指示したということです。


さらに発表では、今月14日に発射した新型の中距離弾道ミサイル「火星12型」について、「アメリカ太平洋軍の司令部があるハワイと、アラスカを射程圏内に収めている」と主張したうえで、キム委員長が「われわれの核武力の多様化や高度化をさらに進めなければならない」と述べたとしており、核・ミサイル開発を一層加速させる姿勢を鮮明にしています。