https://d1021.hatenadiary.com
http://d1021.hatenablog.com


アメリカのトランプ大統領は先月31日、ホワイトハウスベトナムのフック首相と会談しました。トランプ大統領が就任後、東南アジア諸国の首脳と直接、会談するのは初めてで、会談の冒頭「貿易や北朝鮮問題について話し合うつもりだ」と述べました。


会談後に発表された共同声明によりますと、両首脳は、トランプ政権がTPP=環太平洋パートナーシップ協定から離脱したあとも、経済協力を強化していくことを確認しました。また、両首脳は、北朝鮮の核や弾道ミサイル開発への懸念を示し、国連安保理の決議に基づき厳格に制裁を履行していくことをすべての関係国に促していくことで一致したということです。


さらに、中国が海洋進出を強める南シナ海については、声明で「領有権を争う地域を軍事拠点化するなどの緊張を高める行動は抑制することが重要だ。アメリカは、国際法で認められているすべての場所で、今後も航行を続けていくとトランプ大統領は強調した」とコメントしています。


トランプ政権は、中国が主権を主張する南シナ海の海域で、先月、艦艇を航行させる「航行の自由」作戦を政権発足後初めて実施しており、今回の会談を通じ改めて中国側をけん制しました。